突然チェックエンジン警告や、ABS及びトラクションコントロール警告ランプが点灯した、2011yダッジデュランゴの修理作業です。
wiTECHテスターでトポロジーモニターを確認すると、アダプティブクルーズコントロール(ACC)とABSの双方のユニットが全く通信していない状態と判明。
上記状態によりABS/トラクション警告点灯はもちろん、ACCとの通信喪失によってチェックエンジン警告も点灯してしまっています。
問題はこのふたつ(ACC及びABS)のECUがスリープしている原因箇所の探求、其々のECU電源及びネットワークライン(CSN-C)の測定診断を進めていきます。
結論から言えば診断の結果、今回のトラブルはアダプティブクルーズコントロールユニット(ACC)の内部不良によりCAN-Cラインにノイズを送信し、それによってABSモジュールまでもがスリープさせてしまっている状態でした。
しかしこのレーダー機能を有するACCユニット、新品価格で約40万オーバーと非常に高額な部品となります。
その為、クルーズコントロール機能を諦めてACCのユニット配線端子を外せば、CAN-Cネットワークへのノイズ送信による感染は除去されるので、ABSユニットもネットワークに復元して起動します。
しかしネットワーク上で他のECUがACC通信喪失に伴うDTC(故障コード)を検知する為、チェックエンジン警告やABS/トラクション警告が点灯するので、先のトラブル解決に至ることは出来ません。
そこで「ACC無効化」コーディングにより、ACCそのものを車両構成のネットワークから排除するプログラミング処理を実行します。
このコーディングによりネットワーク上にACCが存在しなくなるため、他のECUもACCとの通信喪失等のエラーを検知しなくなり、警告点灯トラブルも解決可能となります。
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