ECU間のハンドシェーク失敗/クライスラー300

同業者様よりご相談を受け、急遽クイック作業にてレッカーご入庫頂いた、2013yクライスラー300の診断です。

バッテリーあがりにて新しいバッテリーに交換した後あたりから、スタート操作を行ってON状態にはなるけれども、スターター作動を全く行わない=エンジンが始動できない状態です。

 

イモビライザー系の故障等によってセキュリティ解除出来ない状態と予測するような症状ですが、DTC(故障コード)を確認すると「マルチモジュールVINハンドシェイク失敗」のエラーを検知しています。

 

上記に示す通信喪失等のエラー検知により、ハンドシェイクが失敗している為、エンジンスタート操作許可の要となるRFHの制御によりエンジンがかからない状態に陥ります。

ハンドシェイクとは直訳すると「握手」という意味で、始動に伴うECU間の受信/送信/応答確認等の通信回路を意味します。

 

このあたりのLXではバッテリー上がり等の症状後に発生するケースが稀にあり、ECU間のハンドシェーク失敗によりエラーを検知してしまうと、クリアプロセス機能を有した診断機等を使用しなければエラー消去もできず=エンジン始動が出来なくなります。

 

今回の300CもwiTECHにてハンドシェイクトラブルに対するクリア処置を実行し無事回復=エンジン始動となりました。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2023y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績433台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備

フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備

GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTEL各種診断機/VCDS等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~19:00  土/日/祝 11:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

トップページへ戻る