チェックエンジン警告ランプ点灯修理にてご入庫頂いた、2011yダッジチャージャーの作業です。
ECUのスキャンテストを行うと、エンジンコントロールモジュール(ECM)が「サーモスタット合理性」のエラーを検知しています。
ご存じの方も多いでしょうが、エンジンの冷却水回路には適水温維持を目的としたサーモスタットが備わっており、水温に応じて開閉してラジエターへの冷却水流量を可変させる「弁」となります。
例えばオーバーヒートはエンジン過熱によってエンジンが損傷/破壊してしまう原因になるのは理解されている方も多いでしょうが、逆に適水温以下のオーバークール状態だと燃費の悪化やそれに伴う排気ガスの悪影響を及ぼし、またエンジンの寿命低下にも繋がるトラブルとなります。
その為エンジン始動直後は冷却水温が低い状態なのでサーモスタット弁が閉じ、ラジエターへの流入量を規制することによって適水温上昇時間を早め=エンジンの暖機運転時間をより短縮させることになります。
しかしサーモスタットの密閉度が悪くなり、サーモスタット弁が閉じているのも関わらず冷却水がリークすると、適水温に達するまでの時間が正常な時よりも要することになります。
ECM(エンジンコントロールモジュール)はエンジン始動後の作動時間と冷却水温度を監視しているので、適水温に到達するまでのエンジン作動時間が基準値より長いと先のDTCを検知してしまいます。
特に外気温度が低い冬場は、このDTC検知が夏場よりシビアになる為(外気温が高い夏場は少々リーク症状が発生していても水温上昇時間が早い為)、同様のトラブル車両の入庫が増える時期でもあります。
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