サーモスタットの合理性/ダッジチャージャー

チェックエンジン警告ランプ点灯修理にてご入庫頂いた、2011yダッジチャージャーの作業です。

 

ECUのスキャンテストを行うと、エンジンコントロールモジュール(ECM)が「サーモスタット合理性」のエラーを検知しています。

 

ご存じの方も多いでしょうが、エンジンの冷却水回路には適水温維持を目的としたサーモスタットが備わっており、水温に応じて開閉してラジエターへの冷却水流量を可変させる「弁」となります。

例えばオーバーヒートはエンジン過熱によってエンジンが損傷/破壊してしまう原因になるのは理解されている方も多いでしょうが、逆に適水温以下のオーバークール状態だと燃費の悪化やそれに伴う排気ガスの悪影響を及ぼし、またエンジンの寿命低下にも繋がるトラブルとなります。

 

その為エンジン始動直後は冷却水温が低い状態なのでサーモスタット弁が閉じ、ラジエターへの流入量を規制することによって適水温上昇時間を早め=エンジンの暖機運転時間をより短縮させることになります。

 

しかしサーモスタットの密閉度が悪くなり、サーモスタット弁が閉じているのも関わらず冷却水がリークすると、適水温に達するまでの時間が正常な時よりも要することになります。

 

ECM(エンジンコントロールモジュール)はエンジン始動後の作動時間と冷却水温度を監視しているので、適水温に到達するまでのエンジン作動時間が基準値より長いと先のDTCを検知してしまいます。

特に外気温度が低い冬場は、このDTC検知が夏場よりシビアになる為(外気温が高い夏場は少々リーク症状が発生していても水温上昇時間が早い為)、同様のトラブル車両の入庫が増える時期でもあります。

 

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2024y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績425台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備

フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備

GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTEL各種診断機/VCDS等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~19:00  土/日/祝 11:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

トップページへ戻る