シートリラクゼーション機能の不具合/ベンツS560

フロントシートのリラクゼーション機能が全く動かなくなった、W222/ベンツS560の修理作業です。

COMAND操作にて各マルチフォームシート設定しても、不具合検知によりキャンセルされてしまう状態です。

 

XENTRY診断機にてニューマチックポンプのDTCを確認すると、空気圧システムのリークが検知されています。

 

エア漏れによってリザーバータンク内の圧力が低下する為、ニューマチックポンプの作動時間超過を検知し、マルチフォームシート制御を止めてしまっている状態に陥っています。

 

何れかの箇所でエアリークが発生しているか点検していく為、まずはフロントシート左右のエア供給配管を順番に分離して、リザーバープレッシャー値の変動値を確認します。

 

上記点検によって「運転席側シート」の内部でリークしているのが判明したので、運転席側シートバックを分解してエアディストロビューター廻りを点検していきます。

 

すると各種あるエア配管のうち、画像にあるピンク色のエア配管が、シートバックフレームに触れて亀裂が発生しているのが判明。

この亀裂よりエアリークが発生している為、リザーバー内圧力が安定せず→ニューマチックポンプの作動時間が超過してしまっています。

 

この損傷している配管を組み替えるとなると更にシートをバラバラに分解して…なので今回は、防水タイプの熱収縮チューブを使用して上から被せて熱収縮で密着させた補修作業を試みました。

 

これによってエアリークも改善し、リザーバープレッシャー値も一定基準圧力にて安定したので、正常なマルチフォームシート機能を確認して作業完了です。

 

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、各クラスのベンツ修理も数多く承っております(2024y度 年間ベンツ修理入庫実績227台)

あらゆるクラスの各種故障診断や各種コーディング変更等(カスタムコーディング)も修理作業にて実施しています。

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備

フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備

GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTEL各種診断機/VCDS等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~19:00  土/日/祝 11:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

 

 

トップページへ戻る