フロントシートのリラクゼーション機能が全く動かなくなった、W222/ベンツS560の修理作業です。
COMAND操作にて各マルチフォームシート設定しても、不具合検知によりキャンセルされてしまう状態です。
XENTRY診断機にてニューマチックポンプのDTCを確認すると、空気圧システムのリークが検知されています。
エア漏れによってリザーバータンク内の圧力が低下する為、ニューマチックポンプの作動時間超過を検知し、マルチフォームシート制御を止めてしまっている状態に陥っています。
何れかの箇所でエアリークが発生しているか点検していく為、まずはフロントシート左右のエア供給配管を順番に分離して、リザーバープレッシャー値の変動値を確認します。
上記点検によって「運転席側シート」の内部でリークしているのが判明したので、運転席側シートバックを分解してエアディストロビューター廻りを点検していきます。
すると各種あるエア配管のうち、画像にあるピンク色のエア配管が、シートバックフレームに触れて亀裂が発生しているのが判明。
この亀裂よりエアリークが発生している為、リザーバー内圧力が安定せず→ニューマチックポンプの作動時間が超過してしまっています。
この損傷している配管を組み替えるとなると更にシートをバラバラに分解して…なので今回は、防水タイプの熱収縮チューブを使用して上から被せて熱収縮で密着させた補修作業を試みました。
これによってエアリークも改善し、リザーバープレッシャー値も一定基準圧力にて安定したので、正常なマルチフォームシート機能を確認して作業完了です。
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