エンジンオイル交換でご来店予定…ですが、過大な冷却水漏れが発覚したのでレッカーご入庫頂いた、2016yダッジチャレンジャーの修理です。
過大な冷却水漏れが発生している箇所は、HEMIエンジンでは定番ともいえる「ウォーターポンプ」のガタ発生によるもの。
廻りに飛び散った錆痕より、ウォーターポンププーリーのシャフト部に以前からガタが発生していたと予測でき、今回のタイミングで軸部より漏れが発生してきてしまった模様です。
ウォーターポンプのシャフトガタによってポンプ側インペラ部はエンジン側と接触した痕跡が残っています。
ダッジの場合、冷却水レベルに対する警告機能が存在しないので、冷却水が減ってしまってもドライバー側では認識できません。
よって多くの場合は明らかにおびただしい量の漏れ痕を確認するか、もしくはオーバーヒート状態に陥ってからの警告認識…何れにしても気づいたときは自走不可能状態となります。
特に排気量に関わらずHEMIエンジンではウォーターポンプシャフトのガタが発生しやすい傾向にあるので、定期的な点検でシャフトの状態もチェックしておくことをお勧めします。
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