スターター操作を行っても、セルモーターは廻るがエンジンが全く始動しない、2015yダッジチャレンジャーの修理作業です。
エンジンはV6の3.6Lで、診断すると燃圧不良=フューエルポンプから燃料がエンジンに供給されていない状態です。
まずはフューエルポンプリレーのシグナルを測定して、ポンプ側に正常な制御電圧が発生しているか点検を進行します。
結論から言えば今回のトラブルはフューエルポンプ本体の不具合により発生していたものと判明、新しいフューエルポンプを手配して組み替える事により、無事エンジンも始動。
ただし一点気になるのが、フューエルポンプの電源ヒューズに焼損が発生していること。
ポンプモーターの不良によって廻らなくなる状態の前に、劣化によってモーター駆動電流値も上昇していたのに起因してしまったのか、接点容量の少ないミニブレードヒューズは通電熱により焼損状態に陥り、この状態が進行すると通電不良が発生します。
もちろんヒューズの焼損発生の場合は、相手側となるヒューズボックス側の挿入接点部も焼損ダメージが発生していると考えられます。
その対処としてUGでは、Mopar製リペアハーネスキットを使用して焼損が発生したヒューズの移設処置を推奨しています。
このリペアキットを使用してフューエルポンプヒューズ回路の移設配線処置を施し、使用するヒューズもより接点容量の多いボックスタイプのヒューズに変更されるので、後の接点不良トラブルも回避できます。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2024y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績425台)
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備
フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備
GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備
BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能
VW/アウディ専用診断機 Odis完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTEL各種診断機/VCDS等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00~19:00 土/日/祝 11:00~18:00 定休日/毎週水曜日