セカンダリエアシステムの故障/ベンツGLK350

チェックエンジン警告インジケーター点灯トラブルにて修理ご入庫頂いた、X204モデル/ベンツGLK350の作業です。

 

XENTRYテスターでのショートテスト結果では、セカンダリエアシステムのエアフロー過小検知により、先の警告ランプを点灯させてしまっているのが判明。

 

セカンダリエアシステムとは、排気ガスに含まれる未燃焼炭化水素を完全燃焼させるために、エアポンプ等による制御を行う二次空気導入装置となります。

 

まずはエアポンプ制御が正常に機能しているか、点検プロセスを実行していきます。

 

結果、今回のX204では、エアポンプの電源ヒューズである、ビックブレードタイプ/40Aのヒューズが断線していた為、エアポンプが作動せず=先のエラーを検知している状態。

 

そして40Aもの大容量ヒューズを断線させてしまっている原因は、湿気等によって水分混入によるエアポンプモーター焼き付きによる電気負荷と判明。

 

エアポンプの交換作業後の再点検では、セカンダリエアシステム制御も正常に復帰し、無事納車も完了です。

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