先日ご紹介した2012yダッジチャージャーのPCM水没損傷トラブル、PCM端子の一部に腐食損傷が発生している状態です。
PCMの端子がこのように腐食損傷する原因は、水分等の影響によるものと推測できます。
PCMが装着されている場所の水抜き等が不完全状態に陥ると、雨水等によりPCMが水没する…と予測できますが、今回の場合は上下あるPCM端子の下側には腐食は発生していません。
上下あるターミナルの上側端子のある一部だけ、水害と思われる腐食が発生する理由…普通に考えれば水没するなら下側端子部がより腐食してしまうと推測できます。
しかし今回の場合は、腐食している上側ターミナルの端子回路を調べると、その答えは明白になりました。
ウォーターポンプに装着されている水温センサー、今回腐食しているPCM端子が、ちょうどこの水温センサーの回路となります。
水温センサー側の端子をカプラーを取り外すと、クーラント(冷却水)で濡れてしまっている状態です。
水温センサーの端子内部リークによって、毛細管現象によりリークした水分(クーラント)がPCM側へと配線内にて導かれてしまい、PCMが水没トラブルしてしまうというシナリオ。
たかが数千円の水温センサーの劣化によって、その不具合を気づかぬままPCM損傷まで発展してしまうケース…ちなみにこのHEMIエンジン用水温センサーは、ある年式から金属製へと改善された部品へと変更されています。
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