PCMが水没トラブルする理由/ダッジチャージャー

先日ご紹介した2012yダッジチャージャーのPCM水没損傷トラブル、PCM端子の一部に腐食損傷が発生している状態です。

 

PCMの端子がこのように腐食損傷する原因は、水分等の影響によるものと推測できます。

PCMが装着されている場所の水抜き等が不完全状態に陥ると、雨水等によりPCMが水没する…と予測できますが、今回の場合は上下あるPCM端子の下側には腐食は発生していません

 

上下あるターミナルの上側端子のある一部だけ、水害と思われる腐食が発生する理由…普通に考えれば水没するなら下側端子部がより腐食してしまうと推測できます。

しかし今回の場合は、腐食している上側ターミナルの端子回路を調べると、その答えは明白になりました。

 

ウォーターポンプに装着されている水温センサー、今回腐食しているPCM端子が、ちょうどこの水温センサーの回路となります。

 

水温センサー側の端子をカプラーを取り外すと、クーラント(冷却水)で濡れてしまっている状態です。

 

水温センサーの端子内部リークによって、毛細管現象によりリークした水分(クーラント)がPCM側へと配線内にて導かれてしまい、PCMが水没トラブルしてしまうというシナリオ。

 

たかが数千円の水温センサーの劣化によって、その不具合を気づかぬままPCM損傷まで発展してしまうケース…ちなみにこのHEMIエンジン用水温センサーは、ある年式から金属製へと改善された部品へと変更されています。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間400件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2024y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績425台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジディーラー診断機 WiTECH2.0(ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備

フォードFDRS/IDS(VCM3)各種ECUプログラミング可能/ForSCAN完備

GM診断アプリケーション GDS2/TECH2(MDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 

VW/アウディ専用診断機 Odis完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTEL各種診断機/VCDS等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~19:00  土/日/祝 11:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

トップページへ戻る