ヒーターが効かない…設定温度を最大まで上げても熱風が出ない、業者様よりお預かりした2019yダッジチャレンジャーの点検です。
ヒーターに切り替わらない=温度アクチュエーターの不良かと予測する内容ですが、現車のアクチュエーター実測を測定すると、ターゲット値に反応してリニアに可変制御しています。
そもそものECUが定める目標値に対し、設定温度に対するズレが発生している模様…本来ならば操作パネルで設定した温度に対し、ECUのターゲット値が低すぎる数値を示しています。
現車の温度設定表示は、例えば画像にある17℃表示から温度を上げる操作をスイッチで行うと、18℃/19℃…と1℃ずつ上昇する表示を行ってしまっています。
それに伴ってHVACのユニットは、温度表示設定実測が上昇するのですが、上昇比率がスイッチ操作による上昇値と適合していません。
注意:ECUが表示する温度表示実測数値の単位は温度数値では無いので、例えば画像にある30という温度表示単位は30℃という意味ではありません。
LAモデルのラジオユニットは、年式によって使用されている品番が異なります。
結論から言えば設定温度が1℃ずつ上がるラジオユニットは2019yモデルではあり得ず、おそらく2017y以前のラジオユニットに換装されていると判断出来ます。
その為、最低温度でのスタートより温度上昇に対する制御値の進数が異なり=温度表示を上昇させても進数の可変値相違によりECUが把握する温度表示実測が低くなり→アクチュエーター制御に対する目標値が異なることになると判断出来ます。
2019yに適合したラジオユニットへと変更後は、設定温度表示も0.5度ずつ上昇する表示へとなり、それに伴ってECUの温度表示実測も進数の適合化によって上昇します。
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