ASSYSTシステムのバグトラブルによる超過距離表示/ベンツE250

一般のユーザー様ではあまり馴染みに無いというか、トラブルとしての認知が無い内容となりますが、同業者様の間では経験されている方も多いと思われるメンテナンスリセット機能の不具合についての対処処置のご紹介です

ベンツにはASSYST(アクティブサービスシステム)機能が存在し、点検やオイル交換時期が近づくとメンテナンスの時期及び距離をアナウンスする機能が備わっています。

 

一般的にはテスターを使用して、点検やオイル交換作業を行った後に、ASSYSTの制御パラメータを更新処置することになります。

 

通常は残日数365日/次回点検15000Kmへと更新されるはずなのですが、稀にASSYSTシステムのバグによって上記処置を行うと逆に走行距離が超過したと表示されてしまうトラブルが存在します。

今回のW213もそうであるように、この状態に陥ってい待った場合は何度メーター側及びテスターでの一般的な操作を行っても、メンテナンスリセット表示が正常な値を示すことはありません。

 

通常メンテナンス時期の更新処置は、インストルメントクラスターのメンテナンス機能にて操作するのですが、この不具合はPTCUのソフトウェアのエラーによって発生しています。

それに対する処置としては、PTCUソフトウェアをリプログラムする必要性があります。

 

この処置によりPTCUソフトウェアのバグは修正され、メンテナンス更新処理に対しメーターディスプレイにて正常に表示されるように復元します。

 

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