LEDエクステリアランプモジュールの水害損傷/ベンツA180

左側のフロントウインカー及びデイライトが全く点滅/点灯制御しなくなった、W176モデル/ベンツA180の作業です。

 

エクステリアランプ関連の点灯不良=バルブ切れ等を疑う内容ですがLEDランプとなる為、容易に交換できるバルブは存在しません。(ライトAssy)

 

XENTRY診断機にてショートテストを行うと、不具合が発生している左側のフロントLEDエクステリアランプ制御モジュールの機能障害が検知されてしまっています。

 

フロントのLEDエクステリアランプ制御モジュールは、該当する側のヘッドライト裏側に装備されています。

 

問題のヘッドライトを現車から取り外してLEDエクステリアランプ制御モジュールを確認すると、その取付部より水が混入してしまっているのが判明。

 

制御モジュール取り付け面パッキンの劣化等によって雨水や洗車水が侵入し、モジュール内部が腐食してしまっている状態に陥っています。

 

水没損傷してしまっているECU等の電子部品は交換が必要になるので、新しい制御モジュールへと組換え作業となります。

 

LEDエクステリアランプ制御モジュールはCANネットワークで制御されるECUなので、新品部品交換後のプログラムはもちろん、取り付けた現車のヘッドライトのLEDコードを入力して作動開始処置を実行しなければいけません。

 

今回は幸い、ヘッドライト内部までは水害が及んでいなかったので、制御モジュール(及びパッキン)の組み換え/処置後は正常にエクステリアランプ制御も復帰しました。

 

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