
チェックエンジン警告ランプが点灯したままの状態に陥った、W205モデル/ベンツC180の点検修理作業です。
しかし警告ランプ点灯に伴うエンジン不調症状等の違和感は、全く体感しない状態です。

XENTRY診断機にてDTC(故障コード)を確認すると、水温がクーラントサーモスタットの基準とする温度値を下回っていると判明。
いわゆる暖気状態の継続時間が超過=オーバークール状態ともいえる症状に陥っています。


搭載されているM274型/直4ターボエンジンでは、電動制御式のクーラントサーモスタットを使用しています。
その電気的制御動作不良やサーモスタット弁の機械的リーク等により、ウォーターライン流量制御機能(遮断不良)に弊害が生じ、水温上昇時間が超過してしまっている状態です。

クーラントサーモスタットはエンジンブロック左側面に設置されているので、交換作業を進行するにはまずシリンダーヘッドからインテークディストリビューター(インテークマニホールド)を取り外すことになります。

組換え作業後はエンジン作動時間に対する水温上昇率を計測し、基準値内に収まっているか確認して作業完了となります。
オーバークール状態はオーバーヒートと異なって即座に走行トラブルに見舞われないので軽視されがちですが、空燃比制御に悪影響を及ぼすため、燃費悪化やエンジン不調症状等に進行する可能性もあるので、何れにしても早めの対処が必要と言えます。

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