
エンジンの不調症状が激しく、走行することが出来なくなった、2008yシボレーアバランチの点検作業です。
体感的には何れかの複数気筒が失火してしまっている症状で、チェックエンジンの警告インジケーターも点滅してしまっています。

テスターにてミスファイアカウントの実測値を測定すると、No5及びNo8シリンダーが常時カウント継続していまっています。

比較的容易に脱着できるNo5シリンダーの点火系を確認するも、正常にスパークは発生している状態ですが着火/爆発には至らない状態です。

更にNo5シリンダーの圧縮圧力を測定するも、特に問題となる数値では無いので、インジェクター等による燃料供給不具合の可能性では?と予測しましたが…

エンジン回転数を上げるとNo5シリンダーの失火カウントは停止し、No8シリンダーのみ失火継続する状態に陥ります。

何れにしてもNo8シリンダーに関しては何れの回転域でも失火状態が継続するので、少し作業は遣り難い位置ですがNO8シリンダーの圧縮圧力を測定すると全く圧縮が存在せず=シリンダーとしても機能が果たせていない状態です。

圧縮不良=内燃機内部の問題となるので、右バンク側のバルブカバーを取り外して点検作業を進行します。

すると問題となるNo8シリンダーの、インテークバルブスプリングが破損してしまっているのが判明。
IN/EX関わらずバルブはスプリングの反力によって閉じられ、カムシャフトの形状に導かれてロッカーアームにより駆動します。

しかしバルブスプリングが折れてしまっている為、スプリングの反力が得られず=インテークバルブが密閉できず=圧縮圧力が得られない状態です。
その為No8シリンダーの失火継続はもちろん、インテークへの噴き返し作用によってNo5シリンダーのアイドリング回転域にも影響を及ぼしていたと考えられます。
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