カムポジション認識不良による始動性悪化/ジープラングラー

スターター操作を行うとエンジン始動までクランキング時間が長い、JKモデル/ジープラングラーの修理です。

エンジン始動後は警告ランプも点灯し、エンジンの噴け上りも正常ではありません。

 

テスターにてDTC(故障コード)を確認すると、カムポジションセンサー回路に対する不具合を検知し、それによってクランクシャフトポジションとの相関不良が発生し、始動性に影響を及ぼしているのが理解できます。

 

現車は3.6LのV6エンジンモデルで、カムポジションの実測を点検すると、バンク1側=右バンク側のカムポジションセンサー値が不良と判断出来ます。

 

このエンジンのカムポジションセンサーはバルブカバー中央の後端に取り付けられ、IN/EX双方のカムポジション値を監視しています。

ご依頼先である業者様にてバンク1側のセンサーを交換してみたけれども改善されず…という案件にてUGへご入庫頂きました。

 

既にセンサーは新品部品へと交換済みにもかかわらず、先のテスターでの実測数値を示す状態であったので、基本に戻ってセンサー/PCM間の配線に問題が無いか測定点検を行います。

 

するとセンサー1側端子の1本が、PCMと導通していない=断線しているのが判明。

その為、センサーに問題が無くとも、PCMへの配線断線によりポジション値が把握できないのは明白です。

 

問題はどの箇所で断線しているか?、サーキットテスターを使用して各ポイントでの導通テストを行って断線箇所を絞っていきます。

仮にセンサー端子側もしくはその近辺での断線が発覚したならば、リペア端子を使用して結線配線による修復処理が可能です。

(このリペアハーネス端子は純正部品としては存在しません)

 

配線修復後は再度PCM間の導通測定を行って、配線の断線トラブルが改善されているのを確認後エンジンを始動。

先の不具合も改善され、無事作業完了です。

 

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