エアサスベローズの劣化/リンカーンナビゲーター

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昨年末に車検整備にてお預かりしていた、2006yのリンカーンナビゲーターです。

年数が経過したナビゲーターで注意しなければいけない箇所は、やはりエアサス系の劣化によるトラブル

 

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今回のナビゲーターも点検すると、左前のエアサスベローズが劣化して表面ヒビ割れが酷く、いつパンクしてもおかしくない状態

どうしてもエアサスペンションは基本ゴム製品なので、経年劣化によりタイヤと同じくヒビ割れ等の発生により寿命が存在します。

 

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この状態では危険なので、車両よりストラットを取外して、劣化したベローズ部を組替します。

 

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リンカーンの場合は、他車のような「エアサスストラットAssy」という部品供給では無く、全て単品での供給

構成部品としては、単筒式油圧ショックエアサスベローズが装着され、アッパーマウントにて固定。

ベローズに装備されるソレノイドバルブも、別部品扱いとなるので、主要部品としては計4点となります。

 

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今回用意したパーツは、エアサスのベローズとアッパーマウントの2点

このアッパーマウント部も劣化により、よくエア漏れが発生してくる症例の多い箇所なので、古く錆びた状態のモノは同時に交換しておいたほうが無難。

ちなみにこのエアサスベローズ、リンカーン純正品価格は1つ20万オーバーとかなり高額なパーツとなります。

今回選択した部品は、エアサス部品メーカーとしては名の知れたArnott製社外パーツを選択

 

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Arnott製ベローズは信頼性も高く、かつ価格も純正に比べかなりリーズナブルなのでお勧めです。

 

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エアサスストラットを車両に組み付けた後は、IDSを接続してエアサス/レベルキャリブレーションの確認及び調整。

キャリブレーションによる車高の微調整後は、DTCの確認及びエア漏れ等発生していないかチェックして終了です。

 

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エアサスはその構造上、上記のようなエア漏れ等の機械的トラブルの他、それらを駆動させるコンプレッサーやECU系等の電気的トラブルも存在します。

そういったトラブルを回避する為に、コイルスプリングサスペンションに変更するのも一理ありますが、リンカーン本来の乗り心地は失われてしまうのも事実

また、エアサスからコイルスプリングに変更するということは、懸架装置(構造)が違うので構造変更手続きが必要となり、車検を新規で取り直す必要があります。

乗り心地を含むドライブフィーリングの維持を求めるか、後のトラブルに対するリスク回避を求めるか、どちらにしても一長一短といった感じでしょうか…。

 

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