業者様よりご相談を受け、お預かり診断中の、2011yクライスラー300です。
エンジンはV6の3.6L/VVTにて、メーターディスプレイにチェックエンジンが点灯。
そのDTC(故障コード)内容は、決まってP000D/バンク2側EXカムシャフトのスローレスポンス。
「決まって」というのは、実は以前にもこのDTCが入力されていたらしく、不具合の継続性が無いためにカムポジションセンサー及びVVTアクチュエーター双方を業者様のほうで交換作業を実施。
しかし、約2週間経過した後に突然またチェックエンジン警告が点灯し、同じくP000Dが入力されているという案件。
確かにwiTECH2.0(ワイテック2)にて時間をかけて実測を確認するも、そのDTCを点灯させる症状の発生は、診断している間は結局確認出来ず。
こういったカムシャフトのスローレスポンスが入力される要因としては、センサーやアクチュエーターといった電子パーツ以外に、例えばカムの油圧コントロールバルブの不具合やエンジンオイル自体の劣化や粘度の相違等も考えられます。
また、同型エンジン(3.6/VVT)を搭載する2015y~2016yのダッジキャラバンに関しては、2017y5月にメーカーからリリースされたServiceBulletin情報によると
カムのスローレスポンスの内容を含んだ数種の誤入力DTCに対する、改善されたPCMのソフトウェアに対するアップデートが存在します。
今回お預かりしている2011yの300も、PCMに対して新規キャリブレーションが存在していましたが、
同エンジンながら先ServiceBulletin情報の内容とは違い、具体的にそれらの内容に対する項目は述べられていません。
基本的な箇所は全てチェックしましたが、症状の再発が確認できない状態のまま…にて、業者様とご相談した結果、今回は念のためPCMのリプログラミングを実行することに。
もちろんエンジンオイルも適正粘度に交換されているので、機械的部位を考えていけばカムのコントロールバルブやカムシャフト自体のチェックも必要かと思います。
しかし弊社でお預かりして約2週間、その間に結局一度も症状の再発確認が行えず、現時点では分解作業を行ったとしても原因特定が困難な状態である確率が高いので、今後の課題です…。
UGでは既に昨年より、既存のwiTECH1.0とは別に、オンラインWebディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
一般的な故障診断の他、キャリブレーション状態のみの診断も随時承っておりますので、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
2015y以降対応WiTECH/microPODⅡ導入 メーカーオンラインライセンス年間契約(Witech及びテックオーソリティ)
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GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)オンラインTis完備/各種プログラム可能
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2015yダッジチャレンジャー用/ウインカーCANBUSアダプター販売
車輌のCANラインより、ウインカーの出力信号を取り出す、灯火類改善用のCANBUSアダプターです。
北米デイライト対策等でお困りの業者様、これがあれば容易に日本仕様への灯火類改善が可能です。
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SRTヘルキャット×DIABLOの組み合わせで、未知なるDemon(デーモン)スペックの領域へ…
DynaPackによる実測にて、800psを軽く上回る821psをマーク。
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