7G-tronicの定期的なフルード交換/AMG E63

 

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点検整備にて作業中の、W212型AMG E63です。

今回は、その整備作業内容のひとつ、ATミッションフルード交換のご紹介です。

 

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W212型に搭載されていたATミッションは、電子制御式7速ミッション(後退2速)の722.9型7G-tronicと呼ばれていたものです。

この7速ATは2003y発売の一部のモデルより採用され始め、現在では9G-tronicへと移行しています。

 

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ここ数年、この7G-tronicミッションのバルブボディトラブルをよく耳にするのですが、その多くはATFメンテナンスを怠ったが故に発生しているケースも少なくありません。

多段変速化に伴い、頻繁に変速動作を行うが故、よりスムーズな加減速と燃費への貢献を成し遂げているのですが、その変速回数の多さが故に先代の5速AT(722.6)に比べ、ATFの劣化は早期に訪れます。

 

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そのため、よりシビアに定期的なATFメンテナンスの管理が必要となり、最低でも5万キロ以内にフィルターを含むATFの交換が必要です。

自動車屋が販促のために…と半信半疑の方もいらっしゃるかもしれませんが、ATF未交換の状態では、かなり高い確率で10万キロ前後でトラブルを起こしています。

 

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これは、AT内部で発生する鉄粉等の浮遊異物増加に伴い発生するトラブルで、定期的な交換メンテナンスでATオイルパン及び磁石をクリーン状態にすることで、ATF劣化の促進を抑制することになります。

もちろん、ATFメンテナンスを行っているからトラブルには絶対に見舞われない訳ではありませんが、そのリスクはかなり軽減できるのも事実。

 

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7G-tronicでは、近年のATミッションでは多くなった圧送補充にて、油温管理によるオーバーフロー測定となります。

オイルパンの形状やフローパイプの種類等によって、微妙に測定温度が違いますので、必ず専門的な知識と設備を有した工場での交換をお勧めします。

 

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7G-tronic搭載車は、W220後期の一部及びW221系のSクラス、W211(一部を除く)やW212系のEクラス、W219やC218のCLSクラス、W203及びW204系のCクラスなどです。(何れも搭載エンジンによって違いがあります)

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