2005yより、クライスラー300C/ダッジマグナム系に採用された、NAG-1型電子制御式5速ATミッション。
元来、1996yよりベンツが採用した722.6型5速ATミッションがべースで、ドイツ車ではお馴染みのZF社製の電子制御式ミッション。
このミッション、耐久性やシフトのフィーリング、また整備性も良くて素晴らしいのですが…
この電子制御用のカプラー部からのオイル漏れが多いのが難点。
外部に漏れてる分は、下回りのチェックですぐ判断できるのですが、いやらしいのは…
カプラーを外して分かる、カプラー内部でのオイル漏れ。
このまま放置しておくと、「毛細管作用の原理」で漏れたオイルが配線内を伝って、ボディ側に装着されてるATのコントロールユニット(TCM/EGS)内部へとオイルが侵入…最悪ATコンピューターをダメにするケースも。
対策としては定期的にカプラー部をチェック&交換、7㎜のネジ1本で簡単に替えれるので、即時に対応も可能です。
あと、最近よく目にするのが…
ミッションリアの、この画像のEピンでとまってるフタの箇所からのオイル漏れ。
よくリアシールから漏れていると勘違いしやすいのですが、ATリア周辺のオイル漏れはこの箇所からの漏れが大半です。
この箇所はミッションのパーキングロック部になり、Eピンを外せば…と思われがちですが
このEピンでとまってるフタの部位は、ミッション内部からバラさないと無理な構造。
バルブボディを下ろして、このPロック用のレバー部を分解していくと…
このように外れます。
あとはこのOリングを交換して…明日部品が届くので、組み込み予定です。
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