チェックエンジンランプが点灯して、エンジンも不調の、03y9PA型ポルシェカイエンの診断です。
エンジンはV8の4.5ℓで、走行は10万キロオーバー。
テスターで診断すると、5番シリンダーのミスファイヤー（点火不良）と判明。
ミスファイヤーで最も考えやすいのが、イグニッションコイルの不良…ですが、今回のカイエンは特にコイルは問題なし。
スパークプラグを外して確認すると、5番だけオイルスラッジが酷く、着火する状態では無い汚れ具合。
単純に、消耗品であるスパークプラグの劣化であれば、良かったのですが…
内燃機のバロメーターである、圧縮測定。
5番以外の気筒は、概ね1200kpaぐらいで良好。
…しかし、5番だけ800kpa未満と、他の気筒に比べ約2/3…。
これが意味することは、エンジン内部のピストン側か？もしくはシリンダーヘッドのバルブ廻りか？による圧縮抜け。
いずれにせよ、5番シリンダー燃焼室での圧縮低下により、ミスファイヤー＝エンジン不調。
あとは、エンジン内部にメスを入れなければ…時間も費用も正直…残念ながらかかります。
UG/yoshida
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UG/yoshida