チェックエンジンの警告ランプが点灯したのでお預かりした、03yリンカーンナビゲーター。
IDS（フォード純正メーカーテスター）で診断すると、フォルトコード（故障メモリーコード）DTC/P0128「クーラントサーモスタット」。
ということで、何の変哲も無い、一般的によくあるこのサーモスタットの不良メッセージです。
ご存知の方も多いでしょうが、冷却水の通路に装着される弁で、エンジン始動後の適正水温に達する時間の短縮を主に考慮して、水温が低いときは弁が閉じて水路を塞ぎ、暖気状態の短縮を図っています。
エンジンのCPがサーモスタットにセンサーを取り付けて、その弁の状態を監視…している訳では無く、エンジンに取り付けられている水温センサー（ECT）及びシリンダーヘッド温度センサー（CHT）と、エンジン始動後の運転時間をCPが演算して判断。
運転時間（エンジン作動時間）が一定以上の経過をしているのに、水温及びシリンダーヘッドの温度が適温まで達しない場合に異常と判断して警告ランプを点灯。
その原因多くは、サーモスタットの弁が劣化によって閉じきらなくなり、水温の上昇時間に悪影響しているものです。
水温、特にシリンダーヘッドが適温まで上昇しないと、エンジンの燃焼効率が悪くなり、暖機運転時間超過による燃費や環境への影響も増えます。
オーバーヒートはもちろん、オーバークールも自動車にとっては悪影響ということです…ヒートするよりはマシですけど^^;
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