CANコントロールの可能性/ダッジチャレンジャー日本仕様改善

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CANについて…CANとはContorollerAreaNetworkの略で、各ECU間同士のデーター転送に使用されるシステム(制御)です。

そもそもCANの開発はドイツBOSCH社で始まり、実際に量産車でCANが本格導入されたのは、90年代に発表されたW140型ベンツSクラスあたりからになります。

自動車の発展に伴い、搭載される電装品の数が増加し、それらをより高度な制御を行う要求に伴い様々な電子制御ユニット(ECU)が激増しました。

 

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これを背景に各ECUが単体で個々の電装品制御をする方式から、各ECU同士をデーターラインで結び、データーの転送による協調制御を行う方式へとシフト。

WiTECH(クライスラー純正メーカー製テスター)を車両に接続した際に現れるオープニング画面こそが、接続されている車両に搭載されている各ECUとデーターラインの関連図になります。

 

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一口にCANといっても、高速CAN(CAN-C)と低速CAN(CAN-B)が存在し、またより発展した現在の車両では、単線低速のLIN(LocalInterconnectNetwork)やマルチメディア系のMOST等が使用されています。

こういったCANやLIN等で制御されている現在の車両では、例えば純正オーディオもひとつのECU化としてコントロールされており、そういった電装品を変更する際は専用に開発されたCAN-BUSアダプター等の使用が必要になるケースが多々あります。(既存のような車速信号や電源出力が無いため)

 

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これは2015yダッジチャレンジャーからCAN-Bデーターを採取して完成させた、UGオリジナル灯火類改善用のCAN-BUSアダプター

 

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具体的にはプラス/マイナスの電源入力と、車両側のCAN-Bラインにアダプターからの配線を結線するだけ。

CAN-Bライン内にある様々なデーターから、例えばウインカーだけのデーターをアダプター内に転送(プログラム)し、アダプターから12V出力のウインカー信号を発生させることを可能

特に北米仕様のチャレンジャーでは、サイドマーカーウインカーが装備されていないので、車両のBCM(ボディコントロールモジュール)からはウインカー単体の出力線は存在しません。(フロントはウインカーデイライト/リアはブレーキウインカーの為)

 

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アダプターから出力されたウインカー信号を、あとは点滅させたいランプへ結線するだけです(別途キャンセラーが必要)。

またウインカーのみならず、CAN-Bライン内のあらゆるデーターを採取し、それらを組み合わせることで様々な出力回路が可能。

現在、車速データーとブレーキランプデーターを採取/組み合わせによる、時速60Km/h以上からのストロボ点滅式ブレーキ…アダプティブブレーキとして順次自社輸入2016yチャレンジャーに装備していきます。

 

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…よりCANを理解し、CANを自在にコントロールすることにより、今まで不可能と考えられたことが現実可能に…今後も新たなパフォーマンスを現在模索中です。

 

UG/yoshida



*当社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

2015y以降対応WiTECH/microPODⅡ導入 メーカーオンラインライセンス取得

フォードIDS/VCM2導入済み

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能) その他GM/フォード等専用テスター完備

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 

 

…他のチャレンジャーとは違う、UGオリジナルで開発したシーケンシャルウインカーを有したテールランプ。

2016y以降モデルの自社輸入車両は、全車シーケンシャルウインカーで販売させていただきます。

もちろん車検対応特許出願中

 

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クライスラー/ダッジ LEDウインカー改善用 ハイフラキャンセラーも単体販売可能

日本仕様への灯火類改善作業に伴い、オリジナルのウインカー出力とは別に配線を施す作業が多々必要なアメ車。

しかし現行モデルのLEDウインカー採用車で、FAULT SENSEラインがランプに接続されている車両は、既存のように抵抗等のダミー回路ではハイフラをキャンセルすることは不可能です。

この小さなユニットひとつで最大4箇所のウインカーハイフラキャンセルが可能です。

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