SBCサービスリミットの延長コーディング/ベンツE500

 

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例えば、マイナーチェンジ前のW211型ベンツのEクラスやW219型CLSクラス及びR230型SLクラス等、いわゆるSBCシステム搭載車にて。

ある時に突然ブレーキの警告が点灯したままの状態に陥り、特に制動力には体感的問題は無いけれども、ディーラーや他の工場にて診断した結果「サービスリミットに達したからSBCユニットの交換が必要」と宣告される事例。

 

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SBCシステムのDTC(ダイアグノシストラブルコード)ナンバー「C249F」、これはSBCユニットの運転時間超過によるもので、メーカーの定めるところではSBCユニットがリミットに達したので交換が必要とされています。

 

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これはフル電子制御式ブレーキシステムであるSBCを開発した当時に、メーカーが定めた時限爆弾的寿命にて、このサービスリミットに達するとユニットの交換を余儀なくされます。

このサービスリミット、年数や走行距離に比例するものでは無く、SBCの作動時間をユニット本体が記憶し、特に制御機能上問題は発生していなくとも、設定されている作動時間を過ぎると寿命と判断し警告

このサービスリミットに達すると、ユニット本体が寿命と判断(プログラム)しているので、ディーラー等での一般的な処置法はウン十万もするSBCハイドロリックユニットの新品交換(及びコーディング)

 

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しかし、そのプログラムを修正する修理法が実は存在し…いわゆる作動時間=サービスリミットは、簡単に言えばブレーキペダルを何回踏んだか?をSBCがユニット内にてメモリー。(その他の内容もありますが)

DAS/開発モードを弄れる環境及び知識があれば、SBCユニットプログラム内にアクセスし、パラメーターをコーディング処置にて数点存在するカウント数等をリセットプログラムすることにより、SBCハイドロリックユニットのサービスリミット延長が可能。

 

 

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今回、業者様よりお預かりしたW211型ベンツE500も、サービスリミットに達した状態ということで、SBCユニットの延命処置(プログラム)を行い、C249Fコードをクリア

 

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…ただし、今回のW211に対してはもうひとつ、C2131/プレッシャーリザーバの故障が入力。

これは、プレッシャーリザーバのプレロードプレッシャーが基準値外の場合、リザーバの蓄圧不良とユニットが判断し、マニュアル的にはプレッシャーリザーバを交換するとあります。

 

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しかし、この実測による当社の判断では…せっかくユニットの延命処置を行ったけれども…残念ながら、おそらくあとリザーバ交換だけで対処することは出来ないと思われます。

 

*本内容は、BOSCH社が製造時に定めたSBCハイドロリックユニットのサービスリミットを延長するプログラムによる対処であり、SBCハイドロリックユニット自体の劣化を修正しうるものではありません。

以上の内容をご理解頂き、ご希望の方はご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



 

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