ベルト周りの異音点検とATF交換/ベンツSL55AMG

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ご遠方よりメールでATF交換作業のお問い合わせを頂き、この度初めてUGへご入庫頂いた、R230型ベンツSL55AMGの作業のご紹介です。

 

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エンジンは名機と言われる113M55型AMGエンジンで、5.5L/V8+スーパーチャージャーのピークパワーは500psオーバー…15年以上経過しているにも関わらず、現在でも色褪せないパフォーマンススペックです。

今回は、お問い合わせ頂いていたATF交換と追加で、冷間時に発生するベルト周りの異音も点検

 

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確かに始動直後の数分間、キュルキュルと嫌な音が発生している状態…ベルト自体の傷みも見受けられますが、明らかに何れかのプーリーベアリングが逝っている異音です。

 

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通常のファンベルトとは別にスーパーチャージャー用のベルトも存在するので、異音箇所を見極めるうえで、まずはスーパーチャージャーベルトを取外して始動

その状態でもまだ異音が発生しているので、スーパーチャージャーベアリング等の不安は解消(スーパーチャージャープーリートラブルは症例の多い箇所のひとつ)。

 

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ファンベルトだけの状態で、各プーリーをチェックすると、数個あるアイドルプーリーのひとつから、内部グリスが噴出しているのが判明。

 

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実はこのアイドルプーリー、ノーマルの113型エンジンでも多い異音箇所です。

特にガタ等が発生している状態では未だ無いですが、ベルトを外して手で廻すとカラカラと音がする状態。

 

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今回は1個数千円のアイドルプーリーが原因箇所でしたが、最も高いスーパーチャージャーと兼用のアイドルプーリーは約10万…AMG専用部品となると、そのプライスは極端に高くなります…。

 

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序に傷みの見受けられたベルト類もリフレッシュし、冷間時の異音も解消。

 

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もちろん、当初のご依頼であったATFも、フィルターと合せて交換しました。

 

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全ての作業が終了した後は、DASによるECU診断を行い、作業時に入力されるDTCも合せて全てクリア状態でご納車です。

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2017y度 年間ベンツ修理入庫実績164台)

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。

また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

 

UG/yoshida



 

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