エンジンを止めてドアをロックしても、時折りメーターのイルミネーションが数分経過しても消灯しない…というトラブルにて、業者様よりご入庫いただいた、2012yクライスラー300Cの診断です。
正常であれば、ドアを閉めて十数秒経過すれば、メーターのイルミネーションが消えてスリープします。
例えばドアロックされた状態で、キーを所持していない人間が運転席のドアハンドルを引くと、もちろんドアは開きませんが、メーターのイルミネーションが数秒点灯します。
これは、ドアハンドルのセンサーが感知することにより、セキュリティに絡むECUのスリープが解除された反応です。
逆に言えばドアハンドル以外でも、末端の各センサー類の不具合によって異常な感知信号を発している状態であれば、その受信内容によって一部のECUがスリープ状態に入れずに起こりうる症状とも言えます。
また、一部のECUの内部異常、もしくはCANに接続される後装備のインターフェイス等の不具合により、ECUのスリープを妨害するCANシグナルを発するユニットトラブル…なども考えられます。
単にメーター自体の不具合で消灯しないのであれば、診断にそれほど時間を要するものではありませんが、一部のECUがスリープしないトラブルであれば、その診断に伴う測定箇所の多さによって時間を要します。
今回の300Cのように、ボディコントロールモジュール(BCM)の不良と判断するには、スリープしないECUのピックアップから始まり、それらの各ECUの起動実測測定等…ECU自体の内部制御の問題であれば、その判断は難しい内容となります。
新品のBCMは、日本国内メーカーでは外販禁止とされているので、USAへ直接バックオーダーすることになります。
もちろん、到着したBCMを車両に取り付けただけの状態では、プログラム未入力のDTCが入力され、正常に機能しません。
wiTECH2.0(ワイテック2)を使用して出荷ステータスを変更し、現車に対して正常に機能する様に操作が必要です。
無事BCMも正常機能し、もちろんドアロックした後は、十数秒でメーターもスリープする様になりました。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。
クライスラー/ダッジの現行ディーラー診断機であるwiTECH2.0(ワイテック2)は、2018y以降も全車両オンラインによる診断及び修理に対する各種プログラミング作業が可能。
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
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