不適切な車両配置データーによるESP警告点灯/ダッジマグナム

 

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エンジンを始動すると、ESP/BASの警告ランプが点灯したままの状態になっている…ということで業者様より修理お預かりした、2006yダッジマグナムの作業です。

ESPとはエレクトロニックスタビリティプログラムの略称で、自動車の横滑りを防止する機能(トラクションコントロール)のひとつです。

 

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wiTECH2.0(ワイテック2)にてABSユニットに入力されているDTC(故障コード)を確認すると、不適切な車両配置データーを受信検知したことにより点灯していると判明。

簡単に言えば、イグニッションオン時にABSのユニットが、エンジンを制御するECUであるPCMから車両設定データーを受信出来なかった、もしくは異なる車両設定データーを受信した際に警告するエラーです。

 

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ここでいうデーターとは、車両を構成するデーターのことで、VIN(シリアルナンバー)で設定された車両の詳細情報に対する基本データーです。

キャリブレーション等のプログラム内容とは別で、例えば「A」というシリアルナンバーの車両なのに「B」というシリアルナンバーのデーターを受け取ったり、全くデーターを受け取れない場合等が考えられます。

念のため現車のPCMデーターをはじめ、全てのCANモジュールのDTCはもちろん、VINの欠落や不一致が無いか確認します。

 

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更にwiTECHにて車両構成の回復処置を実行しても改善がみられず、ネットワークラインの配線トラブルも存在しない状態…。

 

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消去法で診断をすすめた結果、可能性として最も怪しいABSエレクトリカルモジュール自体の内部受信不良と判断。

 

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新しいABSモジュールへと交換した後は、現車にマッチングさせる為の初期化ルーチンを実行し、結果DTCの入力も無くなり警告ランプも消去しました。

 

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また現車は、ECUのアップデートが一度も為されていない状態であったので、序でに新規キャリブレーションを対象となるECUへフラッシュし、最新状態へとリプログラミング。

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