エアコンコンプレッサーの冷媒吐出容量不良/ベンツC63 AMG

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業者様よりエアコンのコンプレッサー交換依頼にて、お預かり作業を行った、W204型ベンツC63/AMGです。

というのも、エアコンの不具合で正規ディーラーにご入庫されたらしいのですが、その高額な見積りに対し…ということで、弊社へご入庫されました。

 

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エアコンが効かない原因は、コンプレッサーの不良と判明しているので、社外製コンプレッサーのお持込み交換作業です。

念のため、XENTRYにてエアコンの制御を確認すると、ECUからの出力要求に対しコンプレッサーの可変圧機能低下…確かにコンプレッサーの交換が必要です。

 

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ベンツのエアコンコンプレッサーは「連続可変容量式コンプレッサー」を採用しているので、外観で判断出来るON/OFFなどの動作は無く、もちろんクラッチなども存在しません。

コンプレッサーの圧力制御はECUの要求によって可変されるので、制御の診断を行うにはXENTRYによるECU実測での判断が必要となります。

 

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C63の場合、エアコンのコンプレッサーを取外すには、エンジンメンバーをずらさなければ交換することが出来ません。

またCクラスのエンジンルームに6.2リッターのV8/AMGエンジンが搭載されているため、配管等の取り外しも少しやり難い構造です。

 

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持ち込まれた新しいコンプレッサーを取り付け、フロント周りを組み付ける前に念のため、バキュームポンプによる真空状態維持テストの実施。

 

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問題が無ければ全てを組み付け後、規定量の冷媒ガスを注入して、XENTRYによる実測確認を行い、正常制御で機能しているか点検して終了です。

 

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