エンジンの制御不具合にて、業者様より修理お預かりさせていただいた、2012yダッジデュランゴの診断です。
具体的な症状は、エンジンの始動性が極端に悪く、冷間時はまともにアイドリングも維持できない状態です。
wiTECH2.0(ワイテック2)によるDTC(故障コード)診断では、電子スロットルに対する各種エラーに入力されており、スロットルの作動制御値も正常ではありません。
上記のエラーから判断するに、スロットルアクチュエーターの内部不具合の可能性がまず考えられます。
しかし今回のデュランゴでは、スロットルを含むエンジンの各種制御を行なうECUであるPCM(パワートレインコントロールモジュール)が、不具合の元凶だと判明。
新品のPCMを手配して、現車へ取付した後にマッチング作業の実施です。
オンラインにて現車に適合した5.7L/HEMIエンジンのキャリブレーションをダウンロードし、現車のPCMへとフラッシュ作業。
その後、現車のシリアルナンバーと同期させるため、PIN(Personal Identification Number)コードの入力が必要となります。
ダッジ/クライスラー系では各車固有に存在する4桁のセキュリティコードで、キー登録等を行なう際にも必要なコードです。
誤りの無い4桁のPINコードを入力すれば、VINの書き込みが可能になり、PCMが正常起動を行います。
あとは現車に対して各種学習等の作業を実施して、ロードテスト及び制御実測値の再確認を行い、正常復帰を確認して作業完了です。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。(2018y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績340台)
クライスラー/ダッジの現行ディーラー診断機であるwiTECH2.0(ワイテック2)は、最新モデルであっても全車両オンラインによる診断及び修理に対する各種プログラミング作業が可能。
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約
フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応
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