車検整備にてお預かりした、W450型スマートフォーツーのオイル漏れ点検及び修理作業です。
リフトにあげて下回りを確認すると、エンジンオイルの漏れ垂れた形跡が酷い状態です。
その原因箇所は、エンジン上部のバルブカバーより漏れてきているのが判明。
バルブカバーを取外すには、まず上に覆いかぶさるインテークマニホールド等を順番に分解していきます。
更にコンビバルブや各ハーネス等が邪魔になるので、リアバンパーパネルを取外して、更に分解作業。
バルブカバーの全貌を確認すると、明らかにカバー接合面のガスケット部よりオイルが滲みが発生し、垂れてきている痕跡が伺えます。
早速、新品のバルブカバーを用意し、交換作業の実施です。
と言うのも、スマートのバルブカバーは、ガスケット単体の部品供給が無く、シール処理されたカバー一体での交換が必要とされます。
またバルブカバー交換時には、フロント側の半円形状のカムカバーも同時に交換。
また、インテークマニを取外した序に、装着状態では外すことが出来ないスパークプラグもリフレッシュ。
ちなみに3気筒エンジンですが、ツインプラグエンジンなので6本必要です。
あとは、一般的な各油脂類やフィルター類をリフレッシュし、
最後にDASにて最終チェックを行い、全ての作業が完了し無事納車です。
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