エンジンルームを開けると、周りに「黒い粉状の残骸」が無数に飛び散っている…W203型ベンツC55/AMGの点検です。
無数に飛び散っている黒い残骸の正体は、劣化したファンベルトが削れて発生したもの。
ファンベルトのリブ両端部が削れてしまった状態で、このまま放置するとベルトが切れるのも時間の問題。
今回、このような自体に陥った原因は、エンジンのオイル漏れによるものです。
漏れたオイルがベルトに付着するため、ゴム製品であるファンベルトが侵されてしまっています。
そのオイル漏れの原因箇所は、M113系エンジンでは定番の、オイルエレメントハウジング部から発生。
アルミ製のエレメントハウジングは、オイル通路の下部ブロック面や水冷式オイルクーラー装着面のシールが劣化することにより、その箇所からオイルが下に漏れてくるケースが多いです。
今回のW203から取外したハウジング部のシールは、劣化による硬化にて、もはやシールとしての機能は果たせていません。
ハウジングケースを綺麗に洗浄して、新しいシールに組み替えます。
それに合せて、フロントタイミングケース側にある小さなカバー。
この部位からもよくオイル漏れが発生してきやすいので、エレメントハウジング脱着作業時は同時にシールを交換しておきます。
漏れたオイルで汚れたエンジン前部を清掃し、ハウジング類を組み付けてオイル漏れの確認。
特にCクラスボディに5.4リッターのV8/AMGエンジンを搭載したC55では、エンジンルーム内の熱もこもり易いと予測できるので、シール劣化による各種オイル漏れもV6に比べて早期に発生しやすいのかもしれません。
オイル漏れ完治後は、念のためDASによるショートテストを実施して、納車完了です。
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