定期点検による水漏れの発覚とバッテリーの不具合/BMW116i

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定期点検にてユーザー様よりお預かりさせていただいた、F20型BMW116iの作業です。

特に不具合を体感されている訳でもなく、油脂類等のチェックをメインに…という内容で点検の進行です。

 

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しかし、冷却水の量を確認すると、未だレベルセンサーが検知する程では無いですが、明らかに減っているのが確認出来ます。

ラジエターの水は漏れない限りまず減らないので、特に外気温が上がってくるこれからの季節では、ラジエター液不足の警告が発するのは時間の問題です。

 

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下回りを目視で点検しても、冷却水が漏れた痕跡は未だ診られ無いのですが、よく観察するとタービンのウォーターライン接続部より微量に滲みが発生していました。

 

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ウォーターラインを取外すと、接続部のOリングが劣化して、もはやシールとしての機能が満足に果たせていない状態。

 

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微量な漏れ+タービンの熱により、滲み漏れた冷却水がすぐに蒸発するので、その痕跡は残らず、簡易的な点検レベルでは見落とす内容です。

 

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またテスターによる診断では、バッテリー状態の不具合がアクティブにて入力されていました。

しかし現車は、特に始動性も悪くなく、もちろんチャージランプ等の警告も点灯していません。

 

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近年のBMWではインテリジェントバッテリーセンサー(IBS)が備わっており、電圧はもちろん温度や充/放電量を常にモニターし、始動時の電圧変化等の状態も検知/判定を行っています。

IBSの検知は車両側ECUで、搭載されているバッテリーの容量や使用年数及び現在のバッテリー残量等に応じて、制御を行う役割を担っています。

 

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先にも述べたように未だバッテリーの不具合を体感する状態では無かったですが、IBSの検知によるECU制御によってバッテリーの老化を判定しているので、この状態が継続するとバッテリー電圧低下による警告が発生します。

新品の同タイプバッテリーへと交換した後は、交換時期に対する距離はもちろん「容量」や「タイプ」(AGM等)等の情報を、テスターを使用して入力処置(コーディング)を行い、ECUの監視状態をリセットします。

 

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このように、特に不具合を感じない(感じていない)車両でも、テスターを駆使した点検によって、後に発生するトラブルを未然に防げる事も多々あります。

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