プレヒューズ回路の復旧/ベンツG350ブルーテック

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業者様よりエンジンが始動しなくなったので診断に対するご相談を頂いた、W463型ベンツG350ブルーテックのXENTRYチェックです。

症状的にはイグニッション操作でセルモーターまでは廻るけど、肝心のエンジンが全く始動しなくなったというもの。

現地でDTC(故障コード)を確認すると、AdBlueコントロールユニットが起動せず…そのために始動条件が揃わない状態と推測。

 

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そもそも、この不具合に陥った理由をお伺いすると、リアゲート廻りの作業中に誤って、リアヒューズボックスのB端子を工具でショートさせてからというもの。

その際、30Aのブレードヒューズが断線したので交換されたのですが、よくよく確認するとリアSAMモジュールの電源回路が成立していません。

 

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これら各ヒューズボックスへと供給される電源は、バッテリーより「プレヒューズボックス」を経由して供給されます。

機能的にはヒュージブルリンクとなり、例えば事故等でバッテリーショートトラブルが発生するとシャットダウン機能が働き、多岐に存在するECU回路を保護して火災事故等の発生を抑えます。

 

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今回はショートによって運悪くこの回路が断線し、先のエラー入力及び通信不能が発生していました。

回路的にはプレヒューズボックスユニット内の1系統が断線、150Aの回路断線が発生

 

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このプレヒューズ回路、内部に装備されている今回断線した150Aヒュース回路単体で供給されておらず、シャットダウンした際はプレヒューズボックスAssy交換で約5万円以上の部品代となります。

 

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その部品だを考慮すると…なので、今回は内部回路を組替え修理。

無事、現物内部組替作業でプレヒューズ回路が再生できました。

 

UG/yoshida



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