先代モデルのSクラスであるW221型ベンツ、今回業者様より診断でお預かりさせていただいたお車は、V6エンジンが搭載されたS350です。
W220からW221へとモデルチェンジにより、搭載されるエンジンもM112型からM272型(V8はM113型からM273型)へと進化します。
入庫したS350の診断すべき不具合内容は、チェックエンジンの警告ランプが点灯し、テスターで消去出来ない(現在値)というもの。
警告ランプを点灯させているDTC(故障コード)を確認するため、DASにてエンジンを制御するMEユニットへとアクセスすると、主にO2センサー回路に対する様々なエラーが入力されています。
もちろん、その多くが現在値=現在故障進行形のため、その原因となる不具合箇所を修理しない限り、テスターで消去を試みてもDTCをクリアすることは不可能(警告ランプは消えない状態)です。
先にお伝えしたように、SクラスではW221型よりM273/M272エンジンを搭載し、制御ユニットであるME(マネージメント エンジン)も2.8から9.7へとバージョンが変更されています。
このME9.7ユニットでは、搭載されている位置関係に影響するのか(エンジン上部)、様々な症状に対するユニット内部トラブル頻度が高く感じます。
最も多いパターンは、冷間時は正常なのに熱をもつとフューエルポンプコントロール出力をしなくなりエンジンがかからない、また電動ファンの動作不良や片バンク全てがミスファイヤー発生等…。
今回のW221も、個々のDTCを順番にステップに従って診断を突き進めた結果、故障原因箇所はやはりMEユニット。
ME9.7ユニットはかなり高額+現在メーカーでは外販禁止部品に指定され、且つ交換する際はもちろんオンラインによるSCN(ソフトウェアキャリブレーションナンバー)コーディングが必要。
その為、修理費用を抑える手法として、例えば現物修理や中古部品のデーター転送処置等…しかし何れも継続的な信頼性には経験上、少し疑問が残ります。
最も安定した修理法と思えるのは、本国より取り寄せた新品基盤をベースにしたリビルトME9.7。
現在おそらく?ディーラーでは行なっていない内容ですが、新品部品に比べかなり部品価格が抑えられ、且つ現物修理や中古品ベースで無いので信頼性もより高いと思われます。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2018y度 年間ベンツ修理入庫実績200台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)
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