アドブルーレベルセンサーの不具合にてチェックエンジンが点灯している、W212型ベンツE350ブルーテックの作業です。
実はディーラーで診断されたらしいのですが、修理見積り金額が…なので、この度お問い合わせを頂き、ご遠方にもかかわらずUGへご入庫頂きました。
一応、作業前に念のため、XENTRYにてSCR(選択的触媒還元)のDTC(故障コード)を確認すると、AdBlue(アドブルー)充填レベルセンサーの不具合が現在値にて入力。
クリーンディーゼルエンジンであるブルーテックエンジンには、尿素SCRシステムが採用され、尿素水溶液であるAdBlue(アドブルー)のタンクが備わっています。
SCRとはSelectiveCatalyticReductionの略で、選択触媒還元という意味です。
ディーゼルエンジンの排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を浄化する技術であり、ECU制御にて尿素水であるAdBlue(アドブルー)を排気中に噴霧することにより、NOxを窒素と水に還元させるのが目的。
DTC内容に対する診断過程は割合して、今回の不具合はAdBlue充填レベルセンサーの不良。
トランク下部にマウントされているアドブルータンクを車両より降ろします。
タンク内部には、プレヒーター機能が内蔵された充填レベル/温度コンビセンサーが装備されているので、分解して新しいリペアキットと組替えます。
このセンサー、ベンツ純正定価では¥150000以上と高額なプライスですが、今回はユーザー様が入手/持込されたBOSCH製社外品を使用して作業を行います。(もちろんUGでも社外製品の入手は可能です)
コンビセンサー組替え後は、再びアドブルータンクを車両に装着し、アドブルーを充填。
作業後はXENTRYにて充填レベルの測定及びSCRシステムの機能点検を確認し、問題が無ければ完成です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2017y度 年間ベンツ修理入庫実績164台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等)
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
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