チェックエンジン警告の点灯修理にて、この度初めてUGへご入庫頂いた、W212型ベンツE350ブルーテックの作業です。
XENTRYによるショートテスト診断では、チェックエンジン警告を点灯させているエラー内容は、AdBlue(アドブルー)充填レベルセンサーのショートによるものと判明。
クリーンディーゼルエンジンであるブルーテックエンジンには、尿素SCRシステムが採用され、尿素水溶液であるAdBlue(アドブルー)のタンクが備わっています。
SCRとはSelectiveCatalyticReductionの略で、選択触媒還元という意味です。
これはディーゼルエンジンから排出されるガスの窒素酸化物(NOx)を浄化する技術であり、ECU制御にて尿素水であるAdBlue(アドブルー)を排気中に噴霧することにより、NOxを窒素と水に還元させるのが目的。
今回の不具合はAdBlue充填レベルセンサーの不良なので、トランク下部にマウントされているアドブルータンクを車両より降ろします。
タンク内部には、プレヒーター機能が内蔵された充填レベル/温度コンビセンサーが装備されているので、分解して新しいリペアキットと組替えます。
このセンサー、ベンツ純正定価では¥150000以上と高額なプライスですが、UGでは社外(BOSCH製)部品を使用するので、リーズナブルな価格で提供可能&対策済み商品なので安心です。
リペアキットと組替した後は、再びタンクを元通りに装着して、新品のAdBlue(アドブルー)を充填します。
作業後はXENTRYにてSCRシステムの機能点検を確認し、各設定操作等を終えて無事本日納車完了です。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)
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UG/yoshida
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