ディーゼルエンジン振動の誤解/ベンツE350ブルーテック

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エンジンマウント交換作業を行った、W212型ベンツE350ブルーテックです。

このW212に搭載されているブルーテックディーゼルエンジンであるOM642型V6ターボは、ガソリン車と比べても色褪せない動力性能と静寂性を兼ね備えたディーゼルエンジンです。

 

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ディーゼルエンジンだから少々振動が伝わるのは仕方がない…と体感される車の多くは、実はエンジンマウントが劣化して機能低下しているケースがほとんど。

 

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ただしこのエンジン、左側は比較的容易に交換が可能ですが、右側のエンジンマウントはエキゾースト&ステアリングシャフト等が邪魔して、順番に分解/取外し作業を行わないといけません。

 

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エンジン後方上部にマウントされるターボチャージャーに導かれるエキゾーストパイプ(触媒)を取り外す為に、事前に多くの部品取外しを必要とします。

 

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全ての部品が絶妙なクリアランスで装着されているので、無理せず慎重に…慣れていても交換するのに時間を費やす作業となります。

 

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取り外した古いマウント(画像手間)と新品のマウント(画像奥)を比較すると、上部取付高の違いが一目瞭然。

古いマウントは上部取付部がケースに接触する位置のため、マウントとしての機能は果たせていません。

 

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実際、新しいマウントを取り付けると、エンジンが数センチ上がる状態です。

 

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左右のエンジンマウントと併せて、ミッション後方にあるATマウントも同時にリフレッシュ。

 

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全てを元通りに組み付け後は、XENTRYによる診断点検で、分解に伴う不具合が存在していないか念のためチェック。

マウント交換した後は、エンジンフードを開けなければディーゼルエンジンが搭載されているとは想像できない程、静寂なドライビングが復活します。

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