車検整備にてお預かり作業をさせていただいた、W212型ベンツE300です。
この車両、メーターのインジケーターにチェックエンジンの警告ランプが点灯している状態なので、不具合箇所をまず修理しないと検査を受検出来ません。
XENTRYにてMEコントロールを診断すると、バンク2側のNOxセンサー機能に対するエラーを検知しているのが判明。
NOxセンサーは各バンクに設けられたNox吸収触媒に装着され、排気ガス中のNOxの濃度を検知して排ガス浄化装置の制御やその故障診断に使用しています。
センサーの検出値が正常でない場合、他の要因によるものでDTCが入力されている事も考えられるので、まずは順番に点検が必要。
センサー側の不具合と確定した場合は交換となるのですが、NOxセンサーはコントロールユニットと一体式のため約10万くらいする高額な部品となります。
しかもこのNOxセンサー、実はトラブル症例も多く、過去に交換履歴があるにもかかわらず数年後にまたダメになるという車両も…。
但し社外製でロープライスな優良部品も存在するので、そのあたりを上手く利用すれば修理代を抑えることも可能です。
その他の一般的なメンテナンスも全て終え、無事検査合格した後はメンテナンス期日の更新プログラム。
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております（2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台）
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施（例：一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング）
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