チェックエンジン警告ランプの点灯と併せてイナズママークの警告も点灯するということで、業者様より修理お預かりした、2008yダッジチャージャーです。
このイナズママークの警告ランプはETC(エレクトロニックスロットルコントロール)インジケーターで、スロットルシステムの故障検知/作動不能等が発生した際に点灯/点滅するランプです。
しばらく走行するとエンジンも調子が悪くなるらしく、おそらくスロットル関連のエラーが発生しているかと思いきや、PCMに入力されているDTC(故障コード)は「クーリングシステム性能」のみ。
とりあえずDTC内容に基づいて、ラジエターサブタンク内の冷却水レベルを確認してエンジンを始動し、テスターでの実測を確認しながらファンコントロール等のクーリング回路を点検。
…しかしエンジン不調症状は発生せずも、水温レベルが異常に低い値を検知しているのが判明。
例えばサーモスタットの作動弁が動かずに空きっぱなしと仮定しても、数分エンジンを廻しているのに水温が30度くらいから上がりません。
水温センサーでも潰れているのかと予測しましたが、ウォーターホースの触感温度も低く、冷却水が正常に循環されていない感じです。
その答えはリフトに上げて確認するとすぐに判明…ラジエターから水漏れが発生。
冷却水が漏れているのにサブタンク内の水量レベルが減っていないのは、漏れによってエアが混入したことが原因でした。
その為、冷却水が循環せず=水温センサーが検知する箇所に冷却水が無いため温度値も上がらない状態。
それによってエンジンオイル温度は異常に上昇しヒート状態に陥るので、エンジンの調子が悪くなり=ETC制御にも影響していたかと思われます。
幸い漏れたラジエターを新調しエンジン始動して様子を診ると、安定した水温維持とエンジン不具合も発生せず…しかしエンジンにかなりの負担が発生していたと思われるので、暫くは要注意です。
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