エレクトロニックスロットルコントロールインジケーター点灯と冷却水漏れの関係/ダッジチャージャー

IMG_0242

チェックエンジン警告ランプの点灯と併せてイナズママークの警告も点灯するということで、業者様より修理お預かりした、2008yダッジチャージャーです。

このイナズママークの警告ランプはETC(エレクトロニックスロットルコントロール)インジケーターで、スロットルシステムの故障検知/作動不能等が発生した際に点灯/点滅するランプです。

 

IMG_0244

しばらく走行するとエンジンも調子が悪くなるらしく、おそらくスロットル関連のエラーが発生しているかと思いきや、PCMに入力されているDTC(故障コード)は「クーリングシステム性能」のみ。

 

IMG_0245

とりあえずDTC内容に基づいて、ラジエターサブタンク内の冷却水レベルを確認してエンジンを始動し、テスターでの実測を確認しながらファンコントロール等のクーリング回路を点検。

 

IMG_0246

…しかしエンジン不調症状は発生せずも、水温レベルが異常に低い値を検知しているのが判明

例えばサーモスタットの作動弁が動かずに空きっぱなしと仮定しても、数分エンジンを廻しているのに水温が30度くらいから上がりません。

 

IMG_0336

水温センサーでも潰れているのかと予測しましたが、ウォーターホースの触感温度も低く、冷却水が正常に循環されていない感じです。

 

IMG_0247

その答えはリフトに上げて確認するとすぐに判明…ラジエターから水漏れが発生

冷却水が漏れているのにサブタンク内の水量レベルが減っていないのは、漏れによってエアが混入したことが原因でした。

その為、冷却水が循環せず=水温センサーが検知する箇所に冷却水が無いため温度値も上がらない状態

 

IMG_0335

それによってエンジンオイル温度は異常に上昇しヒート状態に陥るので、エンジンの調子が悪くなり=ETC制御にも影響していたかと思われます。

幸い漏れたラジエターを新調しエンジン始動して様子を診ると、安定した水温維持とエンジン不具合も発生せず…しかしエンジンにかなりの負担が発生していたと思われるので、暫くは要注意です。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間300件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2019y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績322台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



 

*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

トップページへ戻る