メーターディスプレイにSRSの警告が点灯した、W463型ベンツG500の診断です。

SRSとはSupplemental Restraint System（補助拘束装置）の略で、いわゆるエアバッグシステムの不具合警告です。

 

DASにてエアバッグシステムを診断すると、助手席着座検知に対する不具合がエラーとして存在しています。

 

助手席に乗員が座っているか否かを検知するセンサーが、助手席の座面には存在しています。

 

シート下側にあるハーネスのエアバッグ回路を測定したところ、着座センサーの抵抗値が過大な状態と判明。

 

シート座面部を取り外して分解し、内部に装着されている着座センサーを新品部品へと組み替えます。

この着座センサーはプリント基板なので、組み付ける際は無理して傷めぬ様に注意が必要です。

 

新しいセンサーへと組替後は、着座検知値も安定した実測を示し、もちろんSRS警告も表示されなくなりました。

 

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