走行すると「ENGINE POWER IS REDUCED」の警告メッセージが表示され、アクセルを開けてもエンジン回転が上がらなくなる、2008yキャデラックエスカレードの診断です。
TECH2を接続してECM（エンジンコントロールモジュール）に入力されているDTC（故障コード）を確認すると、5V基準値1回路の不具合を検出しています。
エンジンのコントロールモジュールは、各部に配置されたセンサー類の情報を基に、アクチュエーター制御（点火/燃料/スロットル等の制御）を行っています。
このセンサー類にはECMより5Vの基準電圧が供給されており、複数存在するセンサーの5V基準値回路に対して2系統の回路（基準値1及び基準値2）が存在します。
今回のエスカレードでは車両の挙動に対し、基準値1回路の5V電圧降下が発生し、それに伴い複数のセンサー機能に対して障害が発生してる状態と判明。
基準値1回路で供給されるセンサー類、及びその周辺のハーネスを順番にチェックしていく必要性があります。
基準値1回路に属するセンサー、例えばMAPセンサーやエアコン圧力センサーやカムポジションセンサー…そして問題のフューエルタンクの圧力センサー。
フューエルタンクへと導かれるセンサーへのハーネスは、AWDのため回転するフロントプロペラシャフト上部を通過しています。
しかしそのハーネスの取り回しにより、プロペラシャフトとのクリアランスが狭く、場合によっては今回のエスカレードの様に配線が擦れてしまっている状態。
それによって内部配線が損傷し、そこに含まれている基準値1回路が挙動によって断線＝基準値1回路に属するセンサー全てが機能障害を発生するトラブルです。
配線修理及び取り回しの対策処置後は、如何なる状態でも安定した5V基準値1回路が成立し、本日無事納車完了です。
UGではGM系（シボレー/キャデラック等）の純正診断機器であるGDS2/TECH2を完備（インターフェイス/MDI2）し、GMオンライン起動による各種プログラミングも常時即対応可能です。
GMブランドの車種でメンテナンスにお困りの方（ディーラーの修理金額にご不満の方もしくは違法改造等の理由でディーラー作業を断られた方）、UGでは各種診断はもちろん、ECU交換の際に必要なプログラミング等も全て可能なので、ユーザー様及び業者様問わずご遠慮なくご連絡ください。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0（メーカーオンライン診断機/ワイテック2）導入 テックオーソリティライセンス年間契約
フォードIDS/VCM2導入済み（各種ECUプログラミング可能）
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2（最新インターフェイスMDI2）サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備（SCNコーディング可能）＆コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備
BMWテスターISPI NEXT（ISTA-D/ISTA-P）完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。
アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を
平日10:00～20：00 土/日/祝 12：00～18：00 定休日/毎週水曜日