プレセーフ機能不良に対する故障診断/ベンツCLA180

プレセーフが作動できない警告メッセージが点灯してしまった、W117型ベンツCLA180の診断です。

「プレセーフ」とはレーダーセーフティ機能のひとつで、運転状況をデータ解析し急ブレーキ/急ハンドル等の危険回避行動を察知した場合、正常であればシートベルトを引き締めシート背もたれを安全なポジションへ戻す制御を行う機能です。

 

これら故障診断を開始するにあたって、まずXENTRYによるショートテスト診断を実行し、プレセーフ機能に関するECUのチェック。

 

すると「左フロントリバーシブルシートベルトテンショナー」は存在すれど、「右フロントリバーシブルシートベルトテンショナー」がネットワークに存在していません

 

「右フロントリバーシブルシートベルトテンショナー」=運転席シートベルトですが、このシートベルトテンショナーもベンツの場合CANで制御され、現車に適合したコードがプログラムされています。

 

電源ラインの測定やネットワークラインを点検し、車両側の配線不具合等が存在しないか調べた結果、

 

右シートベルトテンショナーユニットの不具合にてスリープした状態なので、新品部品へと組替作業です。

 

新品部品を接続すればネットワークに復帰しアクセス可能となりますが、コード未入力状態によってエラーが発生し、そのままでは警告表示は消灯できません

 

先にも述べたようにベンツの場合はシートベルトもCAN制御されたユニットとなるので、新品部品装着後はSCNコーディングによる作動開始処置が必要です。

 

具体的にはXENTRYを使用してベンツメーカーサーバーへアクセスし、オンラインによるプログラミングの実行

 

無事全ての作動開始処置が成功すれば故障コードは消去出来、もちろんプレセーフ機能も復帰しました。

 

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