イグニッションキーを挿入して廻しても、ステアリングロックが解除せずセキュリティの警告も点滅状態に陥る、2010yクライスラー300Cの作業です。
今回のLXはEXPORTモデル(ディーラー車)なので、本国モデルには存在しないELVと呼ばれる電子ステアリングロックが装備されています。
正常であればイグニッションキーをノード(WIN)に挿入すると、セキュリティ解除によりELV内部モーターが作動してステアリングロックが解除されます。
wiTECH2.0(ワイテック2)のDTC診断では、セントリキーリモートエントリモジュール(SKREEM)の内部不具合を検知し、その為セキュリティ解除不能=ELVのステアリングロック解除許可を行わない状態。
SKREEM内部不良=イグニッションキーを挿入するワイヤレスイグニッションノード(WIN)の交換が必要となり、キーも含めて現車へプログラムするという工程になります。
但しこのELVとWINはセットで固有化されているので、メーカーのサービスインフォメーションでは「同時交換」しなければいけないとされています。
EXPORTモデルに装備されているELVはWINとパーソナライズ化されており他のWINと結合することは不可能とされ、必ず双方共に新品(未結合状態)部品へと交換する必要性があります。(もちろん中古部品は不可)
手順としては新品部品のWINを現車に適合させるため、wiTECH2.0を用いて固有化処置のプログラム実行。
その後、未結合状態(新品部品)のELV交換ステップを実行し、WINとのパーソナライズ化処置。
無事、全ての作業を終えた後はセキュリティ解除によりステアリングロックも正常作動し、納車完了です。
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