「トランスミッション コウジョウ デ テンケン」のメッセージが表示され、ミッションの変速作動を行わなくなる…ということで、この度 初めてUGへご入庫頂いた、W245型ベンツB170の修理です。
この型のBクラスはAクラス同様、無段階変速機である電子制御式CVTミッションが搭載されています。(722.8型)
DASテスターによる故障コード診断では、CVT各種スピードセンサーのエラーを検知しています。
それらセンサーからのシグナル情報欠落が発生することにより、ECUが的確な制御を行うことが不可能になり、変速作動を行わなくなります。
エラーを検知した各スピードセンサーを始め、CVT制御を行うための電子部品は全て(ECUも含む)、ミッション内部のバルブボディ上部に鎮座するエレクトリックコントロールコンポーネントに内蔵されています。
結論から言えばこれらセンサー類の不具合が発生した場合、交換部品としてはエレクトリックコンポーネントと言われる電子基板プレートの交換が必要。
しかし現在では、バルブボディトラブルに起因する事も多いためか、プレートのみの部品供給が無くなりバルブボディAssyの交換が必要とされ、尚且つオンラインによるSCNコーディングでの作動開始処置が必須となります。
さらにこのバルブボディAssy、新品では高額なうえにメーカーの外販禁止部品とされ一般的には入手出来ない部品。
しかしメーカーからリビルトバルブボディの供給もあり、新品部品よりもリーズナブルで且つベンツメーカー保証もあるので、コストを抑えたい方には最も適切な選択ともいえます。
正直、検索すればプレートのみを再生する格安の社外部品供給等も存在しますが、個人的には後のトラブル再発率も高く感じるので、先に述べたメーカーリビルト製バルブボディ交換より安い選択はUGでは致しません。
バルブボディ装着後は純正指定CVTフルードを補充し、DASによる油温管理のもとレベル測定/調整。(メーカーリビルト入手の場合は純正フルードを使用することが条件となります)
UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております(2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台)
あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ECU交換の際に必要なオンラインによるSCNコーディング等、ディーラーレベルの作業が可能です。
また、ディーラーでは行うことの無い、各種コーディング変更等も修理作業にて実施(例:一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング)
ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入 テックオーソリティライセンス年間契約
フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応
ベンツDAS/XENTRY完備(SCNコーディング可能)&コーディングソフトVEDIAMO及びDTS Monaco完備
BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/DENSO DST-i等多彩に取り揃えています。
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