PCM起動不良によるエンジン始動不能/ダッジチャレンジャーヘルキャット

エンジンが始動しなくなったというトラブルでレッカー入庫された、2015yダッジチャレンジャーヘルキャットの診断です。

イグニッション操作でキーON状態にまではなるけれどもスターターが作動せず、メーターディスプレイには各種警告メッセージが点灯しています。

 

wiTECH2.0(ワイテック2)を接続してECU診断を行なうと、エンジンを制御するECUであるパワートレインコントロールモジュール(PCM)が起動していません

トポロジックモニターでPCMのみ赤く表示=起動せずスリープしているECU状態です。

 

それに伴って他のECUはPCMとコミュニケーションがとれない為、「PCMとの通信喪失エラー」を検知してメーターに警告メッセージが点灯

 

ECUの起動電源やネットワークライン等に問題が無ければPCM本体の不良となるのですが、測定するとPCMへ起動電圧が供給されていない状態と判明。

 

回路図を基にPCMへの起動電源回路断線箇所を調べる為ジャンクションボックスをチェックすると、

 

イグニッション回路の一部のヒューズ群に電気が全く来ていません。

この回路に電気が供給されていない=パワーリレー回路の不良かと思いきや…

 

キーONした数秒間パワーリレーがチャタリングを起こし、そのままリレーONにならず。

リレーへのスイッチ信号測定すると12V供給されているので、やはりリレーの不具合かと安易に考えたのですが、他のリレーと振り替えても同じ症状

 

結局その原因はジャンクションボックス配線端子の接点不良により、測定電圧はあれどもリレーONにする電流抵抗が発生しONにならず…でした。

 

結局部品交換は必要とせず、接点不具合箇所を修理して無事PCM正常起動=エンジン始動OKです。

 

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