エンジンを始動して暫くすると、各種警告ランプ点灯及びメーター指針位置もおかしくなる症状が発生する…ということで、この度初めてUGへご入庫頂いた、2006yクライスラー300の診断作業です。
wiTECH2.0（ワイテック2）を接続してDTC（故障コード）診断を行なうと、CAN-Cに絡む実に多くのCAN（コントロールエリアネットワーク）エラーを検知しています。
さらなる診断を進めた結果、今回の様々なCAN-Cに絡む通信喪失エラーが発生していまっている原因は、略式名FCMと呼ばれるフロントコントロールモジュールの内部故障と判明。
FCMはIPM（IntegratedPowerModule）と呼ばれるヒューズボックスを形成する為に装備され、IPMの車載電気システム回路保護と配電の主要手段を担うECUとなります。
FCMは、ハードワイヤードスイッチ入力から受信した入力とCANバス回路で受信したデータに基づいて、これらの車両システムの電気および電気機械負荷の一部の電力を制御します。
しかし経年劣化によりECU制御に不具合が生じると、例えば今回の様に各ユニットの通信エラーによる各種警告ランプ類の点灯や、エンジンファンの作動不良にランプ類の点灯/点滅不良等…様々な電気系トラブルが発生する可能性が存在します。
内部故障が発生したFCMを新品部品へ交換した際は、現車のネットワークに適応させるため、wiTECH2.0を使用して車両構成等の処置を実行して作動させます。
UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2（ワイテック2）を導入しています。
クライスラー/ダッジ系だけでも年間300件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。（2019y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績322台）
UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。
UG/yoshida
*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください
また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備
クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0（メーカーオンライン診断機/ワイテック2）導入/FCAコーディングソフト完備
フォードIDS/VCM2導入済み（各種ECUプログラミング可能）/ForSCAN完備
GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2（最新インターフェイスMDI2）サービスプログラミングシステム対応
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