車検整備にてお預かり作業を行った、W463型ベンツG500ARTです。
一般的な点検項目内容の他に、DASによる入庫時のショートテストを行い、事前にお車の状態をECU関連も含めて確認。
今回、不具合箇所の点検としてご要望頂いていた内容に、始動後に暫くの間発生する「ベルト廻りからの異音」をチェック。
点検を行うと、その異様な音の発生源はウォーターポンプの不具合と判明。
プーリー軸部のベアリング損傷気味により少々ガタが診られ、それによってベルト駆動時の異音が発生している模様。
またラジエター側を確認すると、コアの一部が白く…これは滲み漏れした冷却水の乾いた痕跡。
もちろんこの状態で放置すれば、冷却水がジワジワ漏れてきている状態なので、炎天下の長時間走行中に漏れが酷くなると即オーバーヒートに遭遇する可能性があり、大変危険な状態です。
ガタが発生しているウォーターポンプも未だ漏れは診られませんが、もちろん軸部のガタ=後の冷却水漏れやベルト脱落の危険性が高い故障。
ラジエター及びウォーターポンプと、冷却系廻りの要となる部品を双方共リフレッシュ。
合わせて劣化したウォーターホース類も、新品部品へと交換作業していきます。
特にベルト廻りはウォーターポンプの他に、アイドルプーリーやテンショナーなどもトラブルが多い箇所なので、今回のタイミングで新調させていただきました。
その他、ブーツが損傷したロッド類や接点不良が診られるテールランプの交換等…何れもゲレンデでは定番箇所の不具合です。
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