全体的に車高が低くなった…という不具合で修理ご入庫頂いた、X164型ベンツGL550の作業です。

164モデルはダッジデュランゴとプラットフォームを共有し、米国工場で生産されていたベンツブランドのSUVとなります。

 

DAS（ベンツディーラー診断機）にてエアマチックを診断すると、ラインプレッシャー値の低下を検知しているエラーが入力されています。

 

コンプレッサーからバルブブロック間での過大なリーク、もしくはコンプレッサーの供給出力低下等が考えられるので、フロントフェイスを取り外して目視点検。

 

エアマチックのコンプレッサーは、フロント右前部にマウントされています。

 

今回の原因はコンプレッサーにクラックが発生し、その為いくらコンプレッサーが作動してもエアリークによってラインプレッシャーが上がらず…という内容。

 

ベンツ純正品では約11万以上するエアマチックのコンプレッサー…ですが、今回は純正品と同ブランドのAMK製OEM商品にて対応。

 

またコンプレッサー不良による交換時には、その作動時間超過による加熱損傷が発生している疑いが存在するので、コンプレッサー電源供給リレーも同時に交換。

 

修理後はDAS操作によるニューマチック点検を実施し、更に10時間以上の停車放置での車高変化率を測定し基準値内であることを確認して完成です。

UGではベンツ専用診断機である「XENTRY/DAS」を完備し、アメ車のみならずベンツの修理も数多く承っております（2019y度 年間ベンツ修理入庫実績216台）

あらゆるクラスの各種故障診断はもちろん、ディーラーでは行うことの無い各種コーディング変更等も修理作業にて実施（例：一部の中古部品プログラム変更による同期/SBC作動時間超過に対するリセット処置等/その他TVアクティブ化やデイライト等の各種カスタムコーディング）

ベンツの修理でお悩みの方は、ユーザー様/業者様問わず、お気軽にご連絡お願いします。

UG/yoshida

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