エンジン回転に比例する唸り音/ベンツCL550

エンジンを廻すと唸り音と微妙な振動が発生するという内容で作業を行った、W216型ベンツCL550です。

現車を確認すると、走行中/停車時共にエンジン回転に比例して「ウィーン」という感じの唸り音/振動が体感します。

 

CLクラスにはABCと呼ばれるアクティブボディコントロールが装備されており、あらゆる走行状況下で常に車高を水平に保持し走行性能を高める為に、瞬時に4輪の減衰力変動を目的とした電子制御式油圧コントロールサスペンションになります

その為ベルトで駆動されるABCハイドロリックポンプが装備され、各コントロールバルブへと油圧を供給しています。

 

そのポンプから発生するABCのシステムプレッシャーは約200バールと高圧で、これによりコーナリング時等のGに対しリニアに各ストラット減衰力調整を可能にしています。

その高圧脈動によって発生するプレッシャーラインノイズを低減する為、ABCポンプにはダンパーが取り付けられていますが、今回のW216ではこのABCラインノイズがボディに伝わり不快な唸り音へと体感していました。

 

またこのABCメインプレッシャーラインは前後に設けられたコントロールバルブブロックへと導かれ、各々のバルブブロックにも蓄圧及び脈動低減等を目的としたアキュームレーターが装備されています。

 

ポンプのアキュームレーターダンパーと前後バルブブロックのアキュームレーター、合計3か所のアキュームレーターを新調することにより、ベンツらしい静寂な状態へと復帰。

 

DASを使用して手動及びテスター操作による十分なエア抜きを行い、無事納車完了です。

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