WCMの個別化解除による修理法/ダッジマグナム

時折りキーを廻してもスタート作動をせず、赤いセキュリティ警告ランプが点灯してしまう、2006yダッジマグナムの修理です。

 

テスターにて入力されているDTC(故障コード)を確認すると、あらゆるECUにU0168/車載セキュリティコントロールモジュールとの通信消失というエラーが検知されています。

 

~2007yまでのマグナムや300C等のメカニカルキータイプでは、キーシリンダーにWCM(ワイヤレスコントロールモジュール)が装備されています。

WCMは「車載セキュリティコントロール」のECUとなり、シリンダーに挿入されたキーを識別してセキュリティ解除を行います。

このWCM、残念ながら並行車用は現在メーカー欠品/納期未定という回答。

ちなみに品番の異なるディーラー車用に至っては、既にメーカー廃盤にて入手不可のため、ディーラーでは修理不可能という回答が下される案件です。

 

そこで誰しもが考える「中古部品」の利用…ですが、他車に使用され一旦車体番号がプログラムされたWCMは、取り付けても車体番号の不一致により同じ結果になります。

この個別化されたWCMは、ディーラー診断機であるwiTECHを駆使しても変更することは不可能で、一般的には使用不可=ディーラーでは新品部品が入手出来なければ修理不可能という宣告内容。

 

しかしUGでは中古部品のWCMにデーター移植による再使用化を確立し、ディーラーでは不可能と言われる修理案件を既に数台成功

 

使用する中古WCMは並行車/ディーラー車等に関係なく品番が異なるWCMでも、車体番号変更に伴うデーター移植によりマッチングさせています。

 

厳密にいえばWCMのID変更により、既存のキーはそのままでは使えなくなるので、一旦 既存キーデーターを消去した後にリプログラム(キーデーター消去もwiTECHでは不可能です)

 

無事WCMデーター転送移植による再生修理でエンジンも始動し、もちろん車体番号を始め他のデーターに対しても弊害無く作動成功です。

UGではオンラインディーラー診断機であるwiTECH2(ワイテック2)を導入しています。

クライスラー/ダッジ系だけでも年間300件以上の各種メンテナンスご入庫を頂いているUGでは、連日オンラインによる診断/プログラム作業を行っています。(2019y度 年間クライスラー&ダッジ修理入庫実績322台)

UGでは今後も継続して、ECUプログラミングを含むクライスラー/ダッジ系の全ての作業を自社内で行える環境を維持しますので、メンテナンスでお困りの方は ユーザー様/業者様問わず ご縁慮無くお問い合わせ下さい。

 

UG/yoshida



*弊社でご購入されたお車以外でも修理/車検等承っておりますので お気軽にご相談ください

 また業者様も大歓迎です 各種専用テスター及び整備マニュアル完備

クライスラー&ダッジ最新ディーラー診断機 WiTECH2.0(メーカーオンライン診断機/ワイテック2)導入/FCAコーディングソフト完備

フォードIDS/VCM2導入済み(各種ECUプログラミング可能)/ForSCAN完備

GM次世代診断アプリケーション GDS2/TECH2(最新インターフェイスMDI2)サービスプログラミングシステム対応

ベンツDAS/XENTRY完備&コーディングソフト完備

BMWテスターISPI NEXT(ISTA-D/ISTA-P)完備 各種プログラミング可能 その他 各車種対応AUTELテスター/VCDS等多彩に取り揃えています。

img_2210

アーバンガレージ TEL 072-638-5579 まで まずはお電話を

 平日10:00~20:00  土/日/祝 12:00~18:00  定休日/毎週水曜日

 

UGオリジナル日本仕様シーケンシャルテールランプを更にアップデート バイシーケンシャルテールランプ

トップページへ戻る