ウインカーのハイフラ症状について/キャデラックエスカレード

ウインカーを出すとハイフラになる…という不具合症状で、今回初めてUGへご入庫頂いた、2008yキャデラックエスカレードの作業です。

エスカレードに限らず多くの車両では、ウインカーバルブ(LED)の点滅不良(球切れ)が発生すると、デフォルトの状態ではハイフラ動作を行うようになります。

 

今回のエスカレードは並行車で、尚且つテールランプが社外製品に変更されたものが取り付けられており、全てのウインカーバルブが点滅しているにもかかわらず、突然ハイフラ症状に陥ったというもの。

 

このエスカレードの場合、各ウインカーの出力はボディコントロールモジュール(BCM)から供給されています。

BCMは各ウインカーやブレーキの点灯/点滅状態を監視する為、純正でLEDバルブタイプのテールが装着されていた場合はテールランプからのリターンラインシグナルを必要とします。

 

ここで問題になるのが、車種問わず多くのUS並行車では、ウインカーとブレーキが同一ラインから出力されている為、輸入時の初回登録時に日本仕様への「改善」作業が施されています。

日本仕様では「ウインカー」「ブレーキ」と別ラインを基本必要とする為、大抵の車両では輸入業者様等によって配線加工が行われており、メーカーの配線図通りのテールランプ配線で無い場合が多々存在します。

この改善配線加工は個々の輸入業者様によって様々で十人十色…何処をどの様にして配線改造しているのかを把握するのが困難な場合もあります。

 

特に今回のエスカレードでは、あまりにも複雑なテールランプ側の配線でしたが、逆にいえばハイフラ症状が発生しているだけで特に「球切れ」による不具合は皆無。

上記内容は改善配線加工内容のひとつ、BCMリターン回路の不成立(キャンセル配線加工の不具合)だけなので、全ての改善配線加工を把握しなくとも、BCM側でリターン回路を単純に成立させればOK

 

具体的にはトランジスタを使用して、BCMリターンに対するダミー回路を成立させ作業終了です。

*このタイプのエスカレードに対しハイフラ症状のキャンセラー販売の問い合わせが数多くありますが、上記内容により弊社では単純に接続可能なキャンセラー商品は取り扱っていません。

全ての作業は現車の配線を確認したうえで、トランジスタ回路を作成して対応していますのでご了承下さい。

UG/yoshida



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