オイル漏れ修理と対策処置/ベンツE300

車検整備にてお預かりし、エンジンオイル漏れ修理作業を行った、W211型後期モデルのベンツE300です。

 

先代のM112エンジン同様、このM272エンジンでも定番の、エレメントハウジング部のシール劣化によるオイル漏れ。

 

但しM112系エンジンとは構造が異なり、脱着の際はサーモスタット等の取り外し(交換履歴の不明な車両は同時交換をお勧め)が必要な為、必然的に冷却水も入替作業となります。

 

エンジンブロック側&オイルクーラー側、双方の接合面に存在している劣化により硬化してしまったシールパッキンを組替え、元通りに組み付け作業。

 

特にこの辺りのオイル漏れは、放置しておくとベルトやプーリー等を傷め交換が必要になるケースも多いので、定期的な点検で早期対処しておきたいところ。

 

またこちらもM272系エンジンでは定番の、オイルセパレーターからのオイル漏れ

エンジン右後方部にオイル漏れが診うけられる車両の殆どは、このセパレーター交換が必要ともいえます。

 

そしてもうひとつ、M272エンジンの弱点ともいえる、カムアジャスター周辺からのオイル漏れ

しかし今回のW211では、カムアジャスター周辺のオイル漏れは診うけられません。

 

ここで注意しておきたいのが、このモデルに装備されているME9.7ユニットの内部トラブルの発生原因

この悪名高きME9.7トラブルの原因の多くが、その設置場所による熱影響と、カムアジャスター端子からのオイルリークによるユニット内部へのオイル侵入と言われています。

 

それを見据えて現在では、このカムアジャスターに対する対策追加ハーネスが存在しています。

例え漏れが診うけれないアジャスターであっても、後のリークトラブルによる二次災害を抑える意味でも、未装着車に対し事前に装着しておくことをお勧めします。

 

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